子どものやる気を引き出す! 親のアプローチ

更新日時:2014年11月08日

恒例となりましたが、マネジメント・ブレイン・アソシエイツ様発行の「子供のやる気を引き出す 親のアプローチ」を転載させて頂きます。
保護者の方々にも何かの気づきの一つにして頂ければ、これに勝る幸せはございません。
出典:
マネジメント・ブレイン・アソシエイツ発行
「子供のやる気を引き出す親のアプローチ」

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☆ 子どもの意識を「未来」に向ける ☆
母:「勉強しなさい!」
子:「そんなに、『勉強、勉強』と言ったって、僕だって忙しいんだから・・」
母:「何が忙しいのよ。部活をやって、帰って来れば、ゲームばかりやって、時間がないわけないでしょ」
子:「僕だって色々忙しいんだから、少しぐらいゲームしたっていいじゃないか!」
母:「少しぐらいじゃないわよ。ゲームやるくらい勉強すれば、お母さんだって何も言わないわ」
子:「わかったよ!本当にうるさいな!やればいいんだろうやれば・・」
「そんな時間がない」、「ぼくには難しい」、「私だって大変なんだよ」とは、よく子どもが発する言葉です。
親からすれば、言い訳と聞こえる言葉ですが、それ以外に、子どもにとっては本当にそう信じていることもあります。言い訳にしろ、そう信じているにしろ、子どもの視点に課題があるのです。
子どもを含めて私たちの意識は、過去や現在、そして未来を行き来することができます。ところが、人それぞれに意識の癖があり、自動的にどこかの時間に偏って意識を向ける傾向があるのです。
そして、「時間がない」、「難しい」、「大変だ」という言葉の源は、現在に意識を向けていることなのです。今、現在の状況を鑑みて、これらの言葉が自然に発せられるのです。
では、「いつやるのか?」、「いつできるのか?」と問われれば、「それは、いつか」、「暇になったら」となるのですが、こんな思考をしていたのでは、いつまで経っても自律で来ません。
そこで、「As if~?」
(「もし、~したら?」「もし、~できたとしたら?」)をお勧めします。
前述の子どもの言い訳に対して、
「もし時間があって、それができたとしたら、どんな結果が待っている?」
「もし難しさを克服して取り組んだら、どんな結果が待っている?」
「もし大変さを克服して取り組んだとしたら、どんな結果が待っている?」
と訊ねるのです。回答を急かさず、ゆったりとした姿勢で聴くことに心掛けて下さい。
すぐに親の期待する回答が、返っては来ないかもしれません。
しかし、このような質問が子どもの意識を「未来」に向けます。
この未来が子ども自身の望むものであれば、今、現在の行動を変える意味が出てくるのです。
行動の意味は、モチベーションの源です。
親が常にこのような問いかけを心掛けていれば、子どもの意識は常に「未来」に向き、やる気につながるのです。
自律させたいのなら、過去や現在の意識を「未来」に変えることです。

 

☆ 子どもの前では聞き好きに ☆
話好きと言うと、明るい人で、楽しい人で・・・と良い印象を持つ方も多いと思うのですが、困った話好きさんもいらっしゃいます。
・とにかくよくしゃべる。
・話題は、話す人の興味のある話。
・「〇〇はおかしい!」、「△△なのは間違っている」と、自分の意見や主張を言い張る
・自慢話
・人の話を聞かない。あるいは、他人が話し出すと、話を取って自分の話にすり替えてしまう。
コミュニケーションは、本来当事者同士が楽しくなるはずなのですが、こんな話好きさんの話を聞かされるのはつまらないものです。
大人の人間関係なら、自業自得と言う結果が待っていますが、もし親が話し手、子どもが聞き手となり、子どもが親とのコミュニケーションを避けるようになったら、親子の円滑な関係は崩れてしまいます。
子:「お母さん今日太郎が転んだんだよ。」
親:「他人が転んだなんてどうでもいいでしょう!それより、お母さんこの前ね・・・」
子:「(また、自分の話か!?)・・・」
折角、子どもが何か伝えたかったのに、お母さんには何の関心も得られ
ず、話をそれ以上聞いてもらえませんでした。結局、お母さんの自慢話を聞く羽目に・・・。こんなことが続けば、どうせ聞いてもらえないと、お母さんに話すことはなくなるでしょう。

子:「お母さん今日ね太郎が転んだんだよ」
親:「それで、どうしたの?」
子:「それがね。転び方が面白かったんだ。転びかけた時に、転ばないように、おっとと!と何回か跳ねた後に、結局転んじゃってさ。もう大笑い」
親:「転ばないように、跳ねている姿が面白かったのね」
子:「そう。耐えられそうだと思っていたら、結局倒れちゃったからね」
親:「それで、太郎くんは怪我しなかったの?」
子:「イテー!って、言っていたけど、大丈夫だった」
親:「それは良かった。あなたの話によく太郎くんが出て来るけど、太郎くんて、おもしろい子ね」
子:「ほんと、面白いやつなんだ」
母:「いい友達がいていいわね」
子:「うん」

いかがでしょうか?最初の一言は、大した話ではなさそうでしたが、
子どもの関心に関心を寄せて話を聞くと、いろいろな様子がわかります。
結局、自分の素敵な友達についてお母さんに伝えたかったのかもしれませんね。