子どものやる気を引き出す! 親のアプローチ

更新日時:2019年02月25日

恒例となりましたが、マネジメント・ブレイン・アソシエイツ様発行の「子供のやる気を引き出す 親のアプローチ」を転載させて頂きます。

保護者の方々にも何かの気づきの一つにして頂ければ、これに勝る幸せはございません。

出典:

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ発行

「子供のやる気を引き出す親のアプローチ」

 

 

☆今の気分を変える!!☆

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◇子育てをしていると、どうしても子どもの感情に引きずられて、イライラが募るものです。そんな時には、気分を変えることです。今回は、気分を変えるための方法を考えてみます。

 

◇一つは、無理して笑ってみることです。それも大声で。傍から見ていると馬鹿になったように見えますが、これが案外、気分転換には有効なのです。

そして、もう一つは、傍から見えない方法です。それは、イライラしている自分を第三者として見てみることです。つまり、イライラして、子どもに八つ当たりしている自分を、心の中で実況中継的に解説するのです。

 

◇「今、A子は、わが子のB雄にイライラしながら、小言を言っています。悪いと知りながらも、小言を言わずにはおれないA子は、親としてはどうなんでしょうか。たまには、B雄を犠牲にして、すっきりするという感じでしょうか!云々。」

 

◇こんな感じで、実況中継するをすると、馬鹿らしくなってイライラが収まるものです。そうすれば、ちょっと冷静に自分が見えて、この習慣をつけられると、イライラすることも少なくなってくるものです。

 

◇子育ては、日常的には孤独な場合が多いですから、誰も気分転換に協力してくれないものです。そういう時に、上記の方法を試してみてほしいのです。明るい気分の状態を作って、子育てに望むことは非常に重要なことだと思います。親がイライラしていると、その感情が、子どもにも伝染してしまうからです。

 

◇親が子どもにイライラしながら接すれば、子どもは他の人にイライラして接することになってしまうものです。そうならないためにも、気分転換を上手くしながら、子育てをしてほしいと思います。

 

お母さん:今日は何か、イライラしているのよ、A君。

A君 :え~?何で?何か嫌なことがあったの?

お母さん:そうなのよ。だから、今から気分転換しようと思うんだけど。

A君 :早く、やった方がいいと思うよ。

お母さん:そうね。じゃあ、今から思い切って大声で笑おうと思うんだ

けど、A君も一緒にやってくれない?

A君 :え~・・・。何かおかしいよ。

その方法は、やめたほうがいいよ。

お母さん:ダメ!この方法が、いいのよ。一緒に笑いましょうよ。

行くわよ。「ハハハハハ・・・・!」A君も一緒に!

A君 :わかった。やってみるけど、「ハハハハハ・・・!」

お母さん、イライラ直った?

お母さん:まだまだね。「ハハハハハ・・・・!」

 

『気分を変えよう!』

 

☆受験生に苦しい時のことを思い出してもらう!☆

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◇入試のシーズンがやって来ました!センター試験が終わり、ここから大学入試の本格的なスタートです。全国では、もうすでに始まっている中学入試、高校入試ですが、首都圏ではまさにこれからです。

 

◇子ども達は、屈託のない笑顔でいることが多いですから、全然受験を意識していないかと言うとそうでもありません。子ども達だって、親と同じく、動揺しているのです。そこで、今回は、入試直前の精神的ケアについて考えてみます。

 

◇入試前は、誰でも不安になるものです。不安を解消させるためには、自信を回復させることと、具体的な行動を指示して、不安になる暇を与えないことです。まずは、自信を回復させるためには、勉強で辛かった経験を思い出させて、それを乗り越えたと言う事実をもう一度実感させることが重要です。

 

お母さん:最近、元気ないわね。入試が近づいてるから?不安なの?

A君 :全然!元気だよ。

お母さん:そう。それならいいけど。A君、去年の夏は、部活に勉強に頑張ってたけど、あの時は、どうだったの?苦しくなかった?

A君 :はいっ!?苦しかったに決まっているでしょ!やらなきゃ、

お母さん怒ってたでしょ。しょうがないから勉強もやったんじゃないか!

お母さん:でも、あの夏はA君凄かったわね。100%完璧に出来たのかどうかお母さんは、分からないけど、よくあの夏を乗り越えたと思うわ!あの夏乗り越えられたんだから、もう大丈夫よ。自分を信じて入試も乗り越えてね。

A君 :そんなの分かっているよ!

 

◇昔の苦しい時を乗り越えたということを思い出させて、「自分はその辛さに耐えた」ということを思い出させて、自信を回復させるようにしてください。いつのことでもいいのです。自分には、苦しい時を乗り越えるだけの力があるのだということを思い出させて、前に向いてもらうようにすることです。

 

◇次に具体的な行動を指示することですが、これは、お母さんが、主体的にやると言うよりも、学校や塾の先生に具体的な勉強内容を聞いて、伝えてあげることです。または、時間管理だけを提案することです。

 

お母さん:最近、元気ないわね。入試が近づいてるから?不安なの?

A君 :全然!元気だよ。

お母さん:そう。それならいいけど。学校の先生に聞いたんだけど、

A君の受験する高校は、数学の場合は、教科書の最後のまとめの問題をしっかりやっていれば、大丈夫だって言ってたよ。英語は、教科書の最後にある単語リストをしっかり覚えることだって。ちょっと計画立てて、やってみたら。

A君 :わかった!わっかた!

お母さん:やることがわからなかったら、学校の先生か塾の先生に具体

的に何をすればいいですか?って聞くのよ。

A君 :そんなの分かっているよ!

 

◇この時期、どの子どももお母さんやお父さんのアドバイスを聞いていないようで、聞いているものです。説き伏せるのではなく、何気なく言ってみて欲しいのです。彼らは本当は藁をも掴む気持ちでいるのですから。

 

『受験生に苦しい時のことを思い出してもらう!』

 

 

☆間違うことを歓迎しよう!☆

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◇子どもを持つお母さんのよくある習性の一つに、間違いを恐れるあまり、ついつい口を出してしまうということがあります。子どもが、失敗しないように、間違わないように、必死に注意をし、確認をとり、念を押して子どもを幼稚園へ、学校へと送り出す、そんな習性です。

 

◇そして、幼稚園や学校から帰ってきたら、失敗をしていないか、間違いをしていないかと確認し、失敗をしてしまったり、間違いをしてしまっていたら、ついつい叱ってしまう、そんな習性です。

 

「あれほど言ったのに、なぜ失敗をしちゃったの!」と。

 

◇人生には、失敗はつきものです。特に、子どものうちに失敗をさせ、間違いをさせ、その失敗や過ちから学ぶ習慣を身につけさせたほうが本当はよいのですが、大人になって、失敗しないように、間違いを犯さないようにと思って、子どものうちに失敗や間違いを注意し、叱ってしまう、そんな習性を捨てることが重要です。

 

◇そんな親心も分からないではありませんが、長い人生を考えた時、自分で失敗や間違いから学ぶ習慣を身につけさせたほうが、お母さんが、死ぬまで注意をしなければならない環境を作るよりもよっぽど良いと思うで、ぜひ、この習性をしててください。

 

A君 :今日学校でB雄と喧嘩しちゃってさ、頭にきたよ!

お母さん:どうしたの?いつも仲良くしているじゃない?!

A君 :B雄がむかつくんだよ!ふざけやがって!

お母さん:随分怒ってるわね。何があったのよ。

A君 :何があったか!思い出したくもないよ!

お母さん:たまには喧嘩もいいかもね。

A君 :いいわけないじゃん!喧嘩なんてしない方がいいに決まって

いるよ!

お母さん:そうよね。喧嘩は辛いよね。喧嘩にならないようにするのは、どうすればよかったのか、ちょっと考えてみてもいいかもね。

 

◇本来なら、喧嘩なんてしちゃいけないでしょ!というところが、そこをぐっと我慢して、A君の上手く言葉に出来ないような感情を聞いてあげることが出来れば、A君は、失敗から学べるようになるかもしれません。

 

そして、喧嘩を次にしないようにするための促しをしてあげれば、ばっちりです。

 

◇失敗や間違いは、それを犯した本人が一番悔やんでいるのですから、

ほっておけば自然と何が失敗の原因なのかを学ぶようになるものです。

それでも気が付かなければ、先の促すようなコミュニケーションを根気よく待つことです。失敗や間違いを前もって奪うことだけはしないようにしたいものです。

 

『間違うことを歓迎しよう!』