子どものやる気を引き出す! 親のアプローチ

更新日時:2013年10月25日

 恒例となりましたが、マネジメント・ブレイン・アソシエイツ様発行の「子供のやる気を引き出す 親のアプローチ」を転載させて頂きます。
 保護者の方々にも何かの気づきの一つにして頂ければ、これに勝る幸せはございません。
 われわれもいつも読みながら、自分自身の行動、言動に思いを馳せております。
出典:
マネジメント・ブレイン・アソシエイツ発行
「子供のやる気を引き出す親のアプローチ」

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☆ これからできることに焦点を向けましょう! ☆

 子どものテストの結果が返って来たとき、親としてどんなアプローチをしていますか?

子:「お母さんテスト返って来た」
母:「どうだった?」
子:「悪かった」
母:「えー。塾に行っているのに、あなた何やっているの?」

テストの答案(点数)を見ながら・・・

母:「なんでこんなに間違えているの?ちゃんと勉強したの?」
子:「やったけどできなかった」
母:「ちゃんとやればできない訳ないでしょう。お母さん、あなたには、本当にがっかりだわ」
子:「・・・」

 さあ、この会話で、お母さんは何を求めているのでしょうか?
 お母さんがお子さんに大きな期待をしているがために、思ったような成果が得られない時のやりきれない気持ちが、十二分にわかります。

 しかし、答案が返って来た時点で、終わったことを責めても結果は変わりません。むしろ、自分の親の期待に沿えていないという実感から、自分の能力を信じる気持ちが減少するでしょうし、何よりも、そんな自分のことを嫌いになってしまうというリスクが生じます。そんな気持ちになったお子さんが、「次こそ、頑張ろう!」なんて思うことは想像できません。

そこで・・・

子:「お母さんテスト返ってきた」
母:「どうだった?」
子:「がんばったつもりだったけど、すごく悪かった」
母:「それじゃショックでしょう」
子:「だから今日は一日、落ち込んでいるの」
母:「問題と答案見せてごらん」
母:「確かに悪い点数ね。これではお母さんもショックだわ」
子:「うん」
母:「でも、終わっちゃったことは仕方ないと思うわ。でも、次回は思いっきり挽回しないとね。その気はあるんでしょう」
子:「うん」

母:「それなら、間違えた問題を全部やり直ししたらどう?」
子:「テスト終わっちゃったのに、やり直しをした方がいいの?」
母:「そうよ。がんばったのに点数がとれなかったでしょ。と言うことは、勉強のやり方に問題があったんじゃない?だから、やり直しをすれば、勉強しなかったところだったのか、勉強したけどわかるまで
までしっかりやらなかったのか、わかるじゃない。それに今回できなかったところが入試で出るかもしれないでしょう。だから絶対やり直しをした方がいいと思うわ」
子:「わかった。やり直してみる」
母:「1回やればいい訳じゃないわよ。暗記するくらいまでやるのよ」
子:「うん。わかった。今度こそいい点数とるね」
母:「失敗した時こそ、頑張る。それが大事よ。お母さんいつでも応援するわ」
子:「ありがとう。頑張る」

 子どもが挽回できる機会に焦点をあてて、次の成功のための計画を
一緒に考えてみましょう。そして、子どもが失敗した時こそ、子どもの最高の支援者でいましょう。   

☆ 駄目なものはダメ! ☆

 私は、小学校3年生と20分の格闘をしたことがあります。

 子どもと保護者が集まるあるイベントに参加した時のことです。小学校3年生としては、体つきも力もありそうな男の子Aくんは、元気いっぱい動き回っていました。そのうち、他の子どもに手を出し始めました。思うがままに、たたいたり、蹴ったり。それを見た保護者は、大きな声をあげて「やめなさい!」と叱るのですが、改善しません。見かねた私はご両親の許可をいただき、格闘が始まりました。他の子に手を出している
 Aくんを後ろから押さえつけました。

Aくん:「やめろ!やめろ!」
私:「ごめんね。君がお友達をたたいたり、蹴っているうちは、離せません」
Aくん:「離せ!この野郎!」

バタバタ暴れながら、わずかに自由な手先、足先で私の体に刺激を
与えてきます。
私:「そんなに暴れるならこの部屋にはいれませんね」
と言って、そのまま外へ連れだし、前の公園で二人きりの格闘です。

Aくん:「わかったよ!だから離せ!」
私:「それではわかったとは思えません。友達をたたいたり、蹴ったりしたことを悪いことだとわかって、もうしないこと、そしてお友達にあやまることを約束してくれたら離します」
Aくん:「なにお~。離せ!」
私:「・・・」
そのうち、
Aくん:「わかりました。離してください。もうたたいたりしません」
私:「もうたたいたりしませんね。謝れますか?」
Aくん:「はい。だから離してください」
私:「わかりました」

私は、彼を離しました。ここまで、20分でした。そして、二人で部屋に
戻ると、Aくんは、さっき手をあげてしまったお友達の前に行って、
Aくん:「さっきは、ごめんなさい」
と、頭を下げました。
私:「おじさんの言うことをわかってくれてありがとう。約束が守れましたね」
と、伝えました。

 その後のAくんは、見違えるように、もちろん他の子に手を出すことはなく仲良く遊んでいました。
 私は、一切怒った顔も笑顔もしませんでした。口調も大人に話すようにAくんに敬意あらわすような姿勢を心がけました。
 
 子どもの明らかな不適切な行動に対して、ネガティブな感情や恐怖によって伝えることを避け、冷静にメッセージを伝える事が重要です。

「駄目なものはダメなのです!」