子どものやる気を引き出す! 親のアプローチ

更新日時:2013年07月10日

恒例となりましたが、マネジメント・ブレイン・アソシエイツ様発行の「子供のやる気を引き出す 親のアプローチ」を転載させて頂きます。
 保護者の方々にも何かの気づきの一つにして頂ければ、これに勝る幸せはございません。
 われわれもいつも読みながら、自分自身の行動、言動に思いを馳せております。

出典:
マネジメント・ブレイン・アソシエイツ発行
「子供のやる気を引き出す親のアプローチ」

☆ 過保護から卒業する ☆

 過保護と聞いてどんなイメージがわきますか?
 多くの方は、「甘やかし」という印象があるのではないでしょうか?

「お母さんグローブなくしちゃったんだ」
「そう。グローブがないと野球が出来ないわね。じゃあ買いに行きましょう」
 
 このような親の態度が、子どもの「いうがまま」を受け入れるということで甘やかす対応であることはお分かりいただけるでしょうし、躾として好ましくないことも想像できるでしょう。
 「甘やかし」は過保護の典型ですが、過保護とは、「本来、子どもが解決しなければならない課題を親が引き受けてしまう態度」をいいます。

母「もうすぐ期末テストなのに、勉強しなくていいの!?」
子「今やろうと思っていたのに・・・。やる気がなくなっちゃった」
母「いつもそんなこと言って・・・。また点数が悪くても知らないわよ」
子「いいよ。俺の問題だから・・・」
母「いつも、そう言って最後に慌てて、泣きついて来るんだから。
おかあさん。今度は知らないからね」
子「別にいいよ」

 勉強するか、しないかは、子どもの課題です。それに対して、親がこの例のように無造作にかかわると、親子の人間関係が悪くなるばかりか、親がいつでも忠告をしてくれることを学びます。もしかしたら、良い点数が取れない時に、親のせいにしてしまうかもしれません。
 子どもが自身の課題と向き合う機会を奪ってしまうリスクがあるのです。
 実はこのような態度も過保護の一種と考えられます。全く関わらなければ、結果を子ども自身が引き受けざるを得なくなります。
 でも、親として全く関わらないわけにはいきません。そんな時は、
「Iメッセージ」(次ページご参照)を使っていただきたいと思います。

母「もうすぐ、期末テストも近いので、お母さんとしては、もう少し勉強した方がいいと思うわよ」
子「うん、わかっている」
母「わかっているのに、勉強が進まないのは、何か不安なことがあるの・・・?」
子「不安っていうか、わからないことだらけでいやになっちゃうんだ」
母「そうなんだ。お母さんとしては、仮にテストまでに完璧にならなくても、わからないことを一つずつわかるようになって欲しいのだけれど・・・」
子「でも、それじゃ間に合わないよ」
母「確かにね。焦る気持ちはわかるけど、(お母さんとしては)今のままでは、一歩も前に進めないんじゃないかと思うのだけれど・・・。」
子「そりゃ、そうだけれど・・・」
母「結果は結果として、(お母さんとしては)一歩でも前に進んで欲しいのだけれど・・・。まずは、学校の先生でも、塾の先生にでもわからないところを聞いてみたら・・・」
子「そうだね・・・。先生に質問してみるよ」
 日頃は、生意気なことを言う子どもでも、本来の自分の課題に向き合う方法については、まだまだ未熟なものです。
 親が子どもの課題に口をはさむときには、Iメッセージを使って、自分の課題に向き合うようにしてみてください。
 人間関係を悪化させることなく、子どもが自身の課題に向き合えるようになります。
『過保護から卒業する』

☆子どもに自分自身を語ってもらおう!☆

 ◇子どもに自分のことを語ってもらったことがあるでしょうか。

母親:A君、あなたってどんな子どもなの?
A君:えっ?そんなの知らないよ。
母親:A君って、学校では元気がいいって、先生が言ってたよ。
A君:元気がいいかな。
母親:部活とか頑張ってるんじゃない。あとは、どんなことがある?
A君:あと?別にないんじゃない。
母親:A君が、好きなことは何?やってて面白いなって思えることは何?
A君:なんだろう?学校の奴らと遊ぶことかな。
母親:嫌いなことはある?
A君:えっ?嫌いなこと? 勉強かな!
母親:牛乳もでしょ。
A君:怒られるのも・・・。

◇たまには、こんな会話を子どもとしてみたらどうでしょうか。子どもの思っていることをドンドン引き出して、子どもが思っていることを共有してみてください。

◇子どもが母親に理解されていると感じれば、子どもは安心するはずです。
たまには、子ども自身のことに興味を持って、正面から見つめてみてはどうでしょうか。ちょっと、心が和む時間が作れるかもしれません。
『子どもに自分自身を語ってもらおう』