子どものやる気を引き出す! 親のアプローチ

更新日時:2013年05月21日

恒例となりましたが、マネジメント・ブレイン・アソシエイツ様発行の「子供のやる気を引き出す 親のアプローチ」を転載させて頂きます。
 保護者の方々にも何かの気づきの一つにして頂ければ、これに勝る幸せはございません。
 われわれもいつも読みながら、自分自身の行動、言動に思いを馳せております。

出典:
マネジメント・ブレイン・アソシエイツ発行
「子供のやる気を引き出す親のアプローチ」

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☆ お父さん・お母さんが言われて嬉しい言葉 ☆

お母さん:「『言うまい言うまい。子どもを責めるようなことを言っちゃいけない』と思いながら、つい言っちゃうんですよね。」

私:「どんなこと言っちゃうんですか?」

お母さん:
「何であなたを塾に通わせているのにこんなに成績が悪いの?」
「何であなたは何をするのも中途半端なの?」
「何であなたはテレビばっかり見たり、ゲームが何の役に立つの?」
「もっとしっかり勉強しなさい!」

 先日、ある子育て中のお母さんとこんな会話をしました。同じような悩みを持っている保護者の方、また、あらためて「自分も言っているなぁ」と感じた保護者の方も少なくないのでは・・・。

 そんなお父さんに伺います。

「あなた!毎日仕事に出かけているのに何でこれしか稼げないの?」
「何であなたは脱げば脱ぎっぱなしなの?」
「本当にあなたのような旦那を持って私は不幸だわ!」
「もっと、しっかり稼いで来て下さい!」
 こんなこと、奥さんに言われたら「あっいけね!直そう!」と思いますか?

そんなお母さんに伺います。

「いつになったら旨い食事が作れるようになるんだ!?」
「何でお前はろくに掃除もできないんだ!?」
「服やバックばかり買って、お前に何の役に立つんだ?」
「お前みたいな妻を持って俺は不幸だよ!」
「家事ぐらいもっとしっかりやりなさい!」

 こんなことご主人言われたら「本当に私駄目よね。そうだわ、がんばってやらなきゃ!」って思いますか?

 お父さん、お母さんに伺います。

 どんな言葉をかけられたら、仕事や家事をしたくなりますか、家族を大切にしたくなりますか?

 発見したその言葉をお子さんにかけてあげて下さい。

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☆子どもの存在に関心を向け続けよう!☆
◇6年前のこのメルマガで、私のテーマ別の子育てについて書いたことがあります。今回は、その後の状況について報告したいと思います。それでは、まずは、6年前のダイジェスト版を。

◇自分の子どもをテーマ別に育てたら、どうなるのか。ただし、人間としてどうなるかではなくて、勉強に対してどういう結果になるのかというテーマです。ここからは、その当時の要約です。

◇M君(20歳)
 彼の場合は、学校の勉強に対して、親が興味を示さない場合、勉強に対してどうなるか、というテーマで育てました。当然、人間としての基本動作(挨拶、約束を守る、上下関係など)は、徹底して教えていました。
 社会的な行動に関しては、関心を示し、存在承認はしっかりと行いました。親が勉強や学力に関心を示さない場合、子どもは、当然のことながら、勉強が全くできなくなりました。
 その代わり、親が徹底して関心を示した社会的な行動に関しては、問題はありませんでした。公共の面前で迷惑をかけないとか、誰にでもしっかり挨拶するということに関しては、合格点だと思います。

◇Mさん(15歳)
 彼女の場合は、学校の勉強に対して、親が興味を示して、さらに色々とアドバイスをした場合、勉強に対してどうなるか、というテーマで育てました。
 兄を見ていたこともあって、勉強は積極的にやっていましたし、学校でも積極的に部活動等で頑張っていました。今春、高校に入学しましたが、絶対合格するだろうと思っていた高校の入学試験前は、非常にナーバスになっていました。兄の時の根拠の無い自信とは全く正反対で、非常に自信が無く、入試前は非常にあせっていました。
 勉強に関心を持ちすぎて、勉強に対する自信はなかったようです。親が勉強や学力に関心を示せば、子どももその傾向は当然ながら強くなります。
 しかし、子どもが勝手に勉強や学力に関しての不安を自己増殖する場合があるようです。
 これでもかこれでもかと勉強をするけれど、不安で不安で勉強に自信が持てない状況が生まれるようです。関心のあるものに関しては、自分が拘る分だけ、自信がつかないものなのかもしれません。

 ◇さて、その後の報告です。M君は、26歳になりました。Mさんは、大学4年生になり学校の先生を目指して頑張っています。M君は、20歳になった時から、プロボクシング選手を目指しましたが、始めるのが遅かったのか、結局、5年頑張って挫折してしまいました。
 今JPでアルバイトをしながら、将来のことを真剣に考えるようになっています。Mさんは、音楽の先生を目指していますが、企業を回って就職試験を受け、不合格・合格の経験を積もうと頑張っています。

 この二人には、もう一つテーマがありました。それは、存在承認を徹底的に行うと本当の意味でセルフ・エスティームが高まるかどうかというものですが、今のところ、M君に関しては、挫折を経験しても、セルフ・エスティームが下がっていないので、根底に自己重要感が根付いているのだと思います。
 Mさんの方は、この採用試験の状況で明確に分かると思います。

◇学力に関心を向けることも大切なことだと思いますが、子どもの存在に関心を向け続けてください。セルフ・エスティームを高める子育てが何よりも大切なことなのですから。

『子どもの存在に関心を向け続けよう!』