IメッセージとYouメッセージ

更新日時:2014年07月03日

以前にも掲載させて頂いたことがある、「コーチング手法」で有効な
Iメッセージと
Youメッセージ
です。
 以前の掲載が好評でしたので、再度掲載させて頂きます。
 お子様との関係がぎくしゃくしている保護者の方はこういったコーチング手法を一度お試しされればいかがかと思います。

 ◆ 「私」を主語にした言い方を心がける
 「私」を主語にした表現方法が,アサーション(自己表現)では有効です。自分の意思を述べようというのに,なぜか「私」が主語にならないケースはよくあるものです。
 たとえば,家族(妻,夫,子どもなど)が,ずいぶん遅くに帰宅したとき,開口一番, 
「(おまえは)こんな時間まで何してたんだ」
というせりふをぶつけたりしていませんか。これでは「おまえが悪い」という非難メッセージとして相手に届きます。そして,売り言葉に買い言葉で,「うるさい!」という答えが返ってくるかもしれません。
 素直に「私」を主語にして,
「連絡もないし,(私は)ずっと心配だったよ」
と言えば,相手も素直に「ごめんなさい」と応じ,「…に巻き込まれて,しかもケータイを会社に忘れてくるし」と,事情を話してくれるでしょう。
 「私」を主語にした表現を「I(アイ)メッセージ」,相手を主語にした表現を「You(ユー)メッセージ」といいます。

◆ 相手を責めるニュアンスをなくす工夫
 「Youメッセージ」には,「あなたはこうあるべきだ」という断定的な響きと,相手を責めるニュアンスが感じられます。少し例をあげてみましょう。
①「ひどいことを言うのね」(ニュアンス:あなたはひどい人/許せない)
②「もっと協力してよ」(ニュアンス:あなたは非協力的だ/協力すべきだ)
③「何度言ったらわかるのかな」(ニュアンス:おまえはダメなやつ/あきれた)
 実際,相手を責めたい気持ちがあるときに,こういうせりふが出てくるものです。感情のおもむくままに言葉を発すると,どうしてもアグレッシブな表現となり,相手を「受け入れ拒絶」状態にしたり,「反発」を招くことになります。
 では,これらを「Iメッセージ」に換えてみましょう。ただ「私」を主語に作文するだけでなく,どう言えば相手が受け入れやすいかをよく吟味することが肝要です。
〔解答例〕
①「そう言われて,私はショックです」
②「力を貸してもらえると,私は助かるわ」
③「大事なことだから,しっかり覚えてほしい(と私は思っている)」
 見かけは「私」が主語のようですが,実は相手を責めている「Iメッセージもどき」の表現も少なくありません。次のような言い方は(場合にもよりますが)受け入れがたい「Youメッセージ」として届くでしょう。
・「これじゃ,また私がクレームを受けるはめになる」
・「約束を守れないのは,社会人として失格だと,私は思う」
・「私が何とかしてあげるしか,なさそうだね」
 たったひと言に「人間が表れる」ものです。十分に注意して下さい。